リフォームのプランを立てる時はまず、今の暮らしをどう変えたいのか、どのような新しい暮らしをしたいのかを考えましょう。今の暮らしの不満点を箇条書きにしてみると、自分の中ではっきりしてきます。さらに、こんなふうにしたいという要望も書き出せば、本当に望んでいる暮らしの形が見えてきます。

先に箇条書きにしておいてたメモを元にして、より具体的な内容を担当者に伝えるようにしましょう。打ち合わせで要望を伝えたら、実際の場所を採寸したり写真撮影などをしてもらいます。建物の図面があると調査の手間が変わってくるので、あれば事前に用意しておきましょう。

基本プランを作成する際、具体的な要望があっても、それにこだわりすぎると、よくない結果になることが少なくありません。たくさんの経験を積んできたプロだからこそ、わかることもあります。担当者の意見にも耳を傾け、納得いくまで話し合いましょう。そうすれば貴重なアドバイスが得られるはずです。

採用する設備システムや機器、クロスや床材など内装の仕上材を具体的に決定していきます。プランやイメージに基づいて、カタログやサンプルを見たり、メーカーのショールームで実物を見て検討しましょう。

仕様が決定したら、詳細な設計図と見積もりを最終的に提案してもらいましょう。予算に合わせて仕様の変更なども決定します。見積書は各項目ごとに説明を受け、わからないことがあれば必ず質問をしましょう。

詳細設計と詳細見積もりをよく検討し最終確認したら契約となります。契約の際には、設計図・仕様書・工程表も添付してもらい、内容を確認しておきましょう。不明な箇所は担当者に納得できるまで聞くことも重要です。

工事内容や工事期間、工事時間を確認しておきましょう。工事中は進捗状況をこまめにチェックして、契約内容と違ったり、変更したい箇所が出てきたら早めに担当者に連絡しましょう。また、工事前にはご近所に声をかけておくとよいでしょう。

契約内容通りに工事が行われているかを現場で担当者と一緒に確認しましょう。設備等に不具合はないかなども一緒にチェックを行い、契約書と異なる施工や施工精度に何店が見つかった場合はその場で指摘して修繕してもらいましょう。

最終的に工事に問題が見つからなければ引き渡しを受けて完了します。アフターサービスや定期点検の内容は、施工会社によってさまざまです。引き渡しの際には、保証やアフターフォローについて忘れず確かめておきましょう。

施工会社が実施する定期点検やメンテナンスの内容を前もって確認しておきましょう。またリフォームした箇所について相談したいことが出てきたときは速やかに連絡しましょう。